エアブラシによる塗装


 メンテナンス編


 高価なツールもメンテナンスをおろそかにできません。
ここでは、私の行っているエアブラシの掃除について紹介します。
 エアブラシは、タミヤHGシングル、塗料は、水性アクリル塗料使用を前提にお話します。エアブラシの仕様によって若干構造が異なりますが、大体同じと思います。
 もちろん、この方法がベストと言うわけではありません。

 まずは、カップの中に残っている塗料をこのまま捨てては勿体無いので、ビンに戻します。
 コンプレッサーと接続したままで行います。










 次に、ニードルアジャスターを閉めて、カップ1/3の位まで水を入れたら、水が噴出さないようにエアブラシ先端を指で抑え、ボタンを押しつつ少しずつニードルアジャスターを開きます。すると「ブクブク」とエアが逆流し、内部を洗う事ができます。 いわゆる、「うがい」等と呼ばれていますね。
 この後、塗料が吸い込まれるカップの底の穴に筆を差し込み、「コチョコチョ」と内部を洗います。内部はデリケートなので「グリグリ」とやらないでください。

 写真では、テッシュを先端部にあて、人差し指で押さえてうがいさせています。


 ある程度「ブクブク」と「コチョコチョ」させたら、汚れた水を捨てます。洗面台との行き来が面倒なのでプリンのカップに空けています
この作業をある程度水が汚れなくなるまで繰り返します。









 水が汚れなくなるまで繰り返すと、カップはこんな感じになります。
 カップの周りには、水で溶けなかった乾いた塗料が付いています。これは水では落ちませんので、後に溶剤でふき取ります。

 まずは、カップを外して本体を洗います。







 ここからは、洗浄に溶剤を使います。
 写真の様に、カップ取り付け部にスポイトで直接溶剤を垂らし、内部を再び洗います。
 綺麗にしないと次に塗るカラーと混ざってしまいますので、筆を使って念入りに洗います。








 筆で洗ったら、そのままコンプレッサーを作動させ汚れた溶剤を新聞紙に吹き付けます。
 そして再びスポイトで溶剤を垂らしたら筆で洗い、新聞に吹き付け・・・この作業を筆で洗っても溶剤が汚れなくなるまで繰り返します。








 溶剤が汚れなくなったら次は、ニードルカバーを洗います。
ニードルが曲がらないようにニードルアジャスターを3,4回転させて後退させておきます。
 スポイトで溶剤を垂らし、筆で固まった塗料を溶かしたらティッシュでふき取ります。







 綺麗になったら、ニードルカバーを外し、ティッシュに溶剤をつけて取り付けネジに付いた塗料を綺麗にふき取ります。











 次に、ノズルカバーを外し、ノズル先端部と、ノズルカバー中央に付いている塗料を、今までと同じようにスポイトと、筆を使い綺麗に洗います。

 本体はこれで終了です。








 最後に取り外しておいたカップを洗います。
カップ内側の汚れは、スポイトで塗料を垂らしたら、指を使ってカップ内側全面に伸ばします。
 そして、ティッシュでカップ内側をふき取ります。

 その後、本体や、カップ外側にこびり付いた乾いた塗料を、溶剤を染み込ませたティッシュでふき取ったら終了です。

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